みくじ占い


観音禅寺の「みくじ占い」は、正式には観音霊籖(かんのんれいせん)といいます。
観音禅寺には昔からこの観音霊籖の秘法が伝えられています。それは、神社でよくみかける自分で引くおみくじとは異なり、住職と面談して具体的に占う内容を定めた上で、住職が読経しておみくじを引き、住職がその結果を説明するという古式に基づく伝統的方法で行われます。

観音霊籖(みくじ占い)の流れ
 1.まずは庫裏にお声がけください。
  (または予め電話等でご予約ください。
 2.申込書に必要事項を記入。
 3.住職と面談。(所要時間は30分ほどを目安としています。)
 4.住職の案内に従って本尊さまの前で礼拜。
 5.住職が観音さまを勧請して読経し、みくじを引きます。
 6.みくじの結果を住職がご説明。
  (ご要望が有れば、引き続き祈願や祈祷をさせていただきます)
 7.みくじの結果を実践します。

観音霊籖申込書(Download)

みくじ占いを受けるための心得

人生の岐路に立った時、重要な決断を下すとき、結婚、増改築などの際にも、一人で思い悩んだり、自分勝手な欲望や都合で判断しても、なかなかうまくいかないものです。そんなとき、こころを澄ませ、神仏の声に耳を澄ませてみましょう。

観音霊籖は、宝くじでも運試しでもありません。ですから、自分にとって都合のいい卦が出るように祈ったり、思っていた結果ではなかったときに落ちこんだりする必要はありません。ただ観音さまが出した結果のとおりに順(したが)えば、それでよいのです。

ただし、それには“覚悟”が必要でしょう。観音さまに全てを委ね、どんな結果が出ても、それを素直に受け容れるという覚悟です。

みくじを引くということは、みほとけの掌に身も心も投げ入れることであり、また同時にそれは、自分を観察し、自分を知るということでもあるのです。

自分はいったいどうしたいのか、そのためにこれまでどのように努力してきたのか、そしてこれからどのように努力したらいいのか、いま自分に起こっている問題とは何か、その問題はどうして起こったのか、その問題を解決するためにはどうすればよいのか...、占いを受ける前に、これらのことを整理して、占う内容とその目的をしっかり定めてください。解決のための道は自ずと開けてくるはずです。あとは観音さまの御力を念じ、最大限に努力するのみです。観音さまはあなたを慈悲の眼でみつめ、あなたの心の声を聞き、必ずや力を与えてくださるでしょう。

私たちは周囲との調和によって生かされています。自分だけでなく、周囲の人々と共に活き活きと輝く。そうした在り方こそ真の意味で「生きている」と言えるのではないでしょうか。自己の最大の努力と、神仏の加持力、そして周囲の助力、この三つが揃い、はじめて事は成就します。